その日は十年に一度のお祭りだった。
レオニスはエレノアと二人で祭りの準備をするよう言いつけられるが、
エレノアの姿が見当たらない。
いつもの事だろうとレオニスが森へ向かうと、案の定、姉はそこでサボっていた。
面倒だからと逃げるエレノア。追いかけるレオニス。
そうこうしているうちに二人は、禁じられた森の奥へと足を踏み入れてしまう。