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それは小さく、武器と呼べるようなものではなかっただろう。
だからこそ獣は気にも留めていなかったのだ。自分が何によってここに封印されていたのか、考えもしなかったのだ。

銀の鍵が光を放つ。
きみはそれを握りしめ、獣に向かって投げつけた!

「グオオオオオ!!」
まばゆいばかりの光が辺りを包み、断末魔の悲鳴が上がる。

光が収まったとき、そこにはもう獣の姿はなかった。


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